映画 「パイレーツ・ロック」

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評価★★

 「ラブアクチュアリー」「ブリジッドジョーンズの日記」のリチャード・カーティス監督によるコメディ映画。
 内容は1960年代のイギリス。ビートルズストーンズらロック全盛の当時、若者らの拠り所だったのが、違法のロック専門海賊番組「パイレーツ・ラジオ」。番組を運営する会社が、まさしく海賊のように北海に船を浮かべ、24時間、個性的なDJたちの入れ替わりによる音楽番組を流し続ける。とはいえ、放送許可のない違法番組、苦々しく感じる政府の担当大臣があの手この手で放送中止に追い込もうとする。

 一貫したストーリーはない。一応、主人公の若者がいるが、彼はタバコと葉っぱをやって高校を退学になり、母親が修行しろと送り込まれたのが、かのロック系ラジオの海賊船の船内。でも船の中の方がやりたい放題だ。DJ目当てに近寄ってくる女はいっぱいいるし、主人公も可愛い女の子と出会って筆おろし、つまり、童貞を捨てることに成功する。加えて、離婚した母親には名前も知らせてもらえなかった父親の姿を発見する。といってもその若者は、映画の中での存在感はまるでない。ラジオ局をぶっ潰すことに執念を燃やす英国政府の担当大臣(役者はなんとケネス・ブラナー)がコミカルで、主人公が筆を下ろす相手役(タルラ・ライリー)が可愛かった。でも、この手のコメディ、オレは苦手なんだろうか、途中でぐうぐう寝ちゃった。起きたら、半分以上進んでいたw。