映画「コーラス」(2005.9.15)

コーラス メモリアル・エディションコーラス メモリアル・エディション
(2005/12/22)
ジェラール・ジュニョ

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評価★★★★

 時は、1949年のフランス。小学生低学年ぐらいの年の子供たち、中でも登校拒否だったり、乱暴者だったりといった問題児を専門に集める寄宿学校。でも、そこには、自分の私利私欲で動く、冷徹な校長と、その太鼓持ちの教師ばかり。子供たちは心を開かない。だけど、そこに赴任した、ベテランの音楽教師が、子供たちの心を開こうと、勝手に合唱団を結成。最初は嫌がってた子供たちもだんだん慣れて、自ら楽しむようになる。
 少年少女合唱団のサントラとともに、記録的ヒットとなったらしく、日本(銀座シネスイッチ)でも結構うけたみたい。
 泣かせる映画、というふれこみだったから、泣かせてくれるだろうと期待して観にいった。確かに、最後、教師が校長に解雇されて、学校を去っていくシーン、そして、子供がそれを追いかけるシーンとか、泣かせる場面は沢山あるのだが、最近、涙腺が枯渇しているせいか、泣けずに終わった。でも、十分に堪能したよ。だって、主演の音楽教師は、「バティニョールおじさん」のジェラール・ジュニョ。ツルっぱげの小太りオジサンだが、笑顔がね、とっても愛くるしくいんだもの。